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シムルグ ( スィーモルグ、) はイラン宇宙庁 (IAO) が開発している小型衛星打ち上げ用使い捨て型ロケット (ELV) である。「スィーモルグ」は、ペルシア神話に出てくる不死鳥シムルグのこと。 2010年2月3日に、イラン初の人工衛星オミードの打ち上げ後1周年を記念する式典において新型の国産人工衛星3機とともに公表された。2012年8月イラン航空宇宙機関のファーゼリー長官が、2013年3月に打ち上げ予定であることを明らかにしたが、打ち上げは遅れ、最新の情報では2016年3月までに打ち上げられると報じられている〔イラン、3年ぶりの人工衛星打ち上げ成功 - 謎多き宇宙開発と、その将来 マイナビニュース 2015年2月18日〕。 == 構成・諸元 == 第1段に4基の主エンジンをクラスター化した全長27m全備質量77tの多段式ロケットである。この第1段主エンジンは、サフィールの第1段エンジンと同じものであり、北朝鮮のノドンのエンジンを改良したものであると見られており、銀河2号や銀河3号と同様の構成になると推測されている。第1段には主エンジンの他にバーニアが備えられており、これにより誘導制御が行われる。 公式には高度500kmの低軌道に100kgの打ち上げ能力をもつとされているが、打ち上げ能力は約60kgであるという報道もある。 また、将来的には同様の第1段エンジンを用いて高度1,000kmの軌道に700kgの衛星を投入することも可能であるとされている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シムルグ (ロケット)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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